名残

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最近実践している中国語勉強法について

こんばんは、kodai です。 今回は、僕が毎日どんな方法で、どんなことを意識して中国語を学んでいるのかお伝えしようと思います。

目標

  • 大陸版アークナイツ生放送等で話されている中国語をスムーズに聞き取れるようになること
  • 大陸版アークナイツのゲーム内テキストや中国語表記の漫画がスムーズに読めるようになること
  • Bilibili (中国大陸側での YouTube 的な動画サイト) のライブ配信で配信者が話している内容を聞き取れるようになること

色々な教材を試して自分にピッタリの勉強を探して、毎日こなす内容・量を調整しつつ取り組んでいます。 現状では1日に最低限達成すべき3つのタスクを以下のように定めています。

1. HelloChinese (基礎固め、多読用途)

HelloChinese はHSK1〜4級レベルの基礎を学べる入門向けアプリです。最低限、デイリーミッションは達成するように習慣づけています。 メインの教材に加えて、「ストーリー」機能ではレベル別の短めの文章がたくさん用意されています。 メインの教材に関してはすべてやり終えたので、今はストーリーのほうで中国語の文章に慣れることに集中しています。

2. SuperChinese (発音練習、中級文法、AI 質問用途)

SuperChinese はHSK1〜5級レベルの内容を学べるアプリです。こちらも最低限デイリーミッションは達成するように習慣づけています。HelloChinese よりも幅広いレベルの内容を扱っていて、会話文や発音問題 (自分が発音しているところを録音して、正確な発音かどうかアプリに判定してもらう問題) が豊富に用意されています。

また、中国語の教師として強化された生成AI「CHAO AI」(サブスク機能) を備えており、細かな文法事項も都度テキストチャット形式で AI に聞くことができます。これがなかなか優秀で、デイリーミッションを達成した後でも気になったことがあれば CHAO 君に聞いてみるのが当たり前になっています。

3. 新HSK1〜4級単語トレーニングブック (語彙強化、ディクテーション用途)

これは紙媒体のHSK対策用単語帳です。級ごとには分けず、あえてジャンルごとにまとめて載っているので、沢山の語彙をネットワークのように関連づけて覚えることに役立ちます。 単語部分を隠しても答えられるように素早く反復練習することを意識します。

また、1単語あたり1〜3つの例文が用意されており、その読み上げ音声がダウンロードできます。リスニング能力を同時に高めるために、これらの例文をディクテーション (音声を聞いて自力で文字に起こす) 教材として流用しています。
具体的には、Audacity という音声データ編集ソフトを使って読み上げ音声を1文ごとに切り分けて保存し、それをデジタル単語帳アプリ Anki に登録しておきます。Anki 内の単語カードの表面で1つの例文の音声だけが再生されるように設定し、裏面には紙媒体での対応する掲載ページ番号をメモしておきます。Anki にはカードごとに定着度を管理して自動で再出題してくれる機能があるので、それに頼りつつディクテーションをします。
Audacity を用いた音声データ分割は「サウンドから自動ラベル付け」機能 (無音部分を検出して切り出し部分を自動設定する機能) でほぼ自動化できるのでクッソ便利です

特に意識していること

これは色々な教材で言われていることなんですが、日本は漢字文化圏なので、私たち日本人は中国語でも文字に起こしてしまえば漢字の見た目から文意を一部推測できてしまいます。ところが日常会話では音のみが交わされるので、いつまでも漢字の見た目を手がかりにしていてはリスニングで躓くということを学びました。結局のところ「音だけを頼りにリアルタイムで文意を理解する」能力が最重要と言えます。これは「自分の発音能力」と「文法への理解」に依存して向上していくものなので、あまり漢字の読み書きだけに固執せず、可能な限り声に出して読み、アプリに発音を評価してもらうように意識しています。